11月29日、大阪能楽会館へ行ってまいりました。
亡き大西信久様への御手向けの会。智久様と礼久様のひたむきなシテに、ずっと目が離せませんでした。
「三輪 白式神神楽」の舞の見どころの多さに思わず拳をにぎり、「関寺小町」の老女の舞に胸の真ん中の奥の方がグーッとなり。
小町が最後に庵へ戻り、曲が終わったかと力が抜けた瞬間に笛が鳴り小町が庵を出て橋掛かりへ…。「終わってないわよ、私の物語はまだ続くのよ」と小町に言われた気がして。
以前、「関寺小町」後日談を想像してイラストを描いていたので余計に胸がいっぱいになりました。
また、番組に「追加」とあった謡(通常の会では「附祝言」としているもの)が静かに響いて会は終了しました。
※この「追加」で謡われた曲が何だったかご存知の方がいらっしゃたらお教え下さいませんでしょうか。
→★別途Facebookコメントにて『卒都婆小町』の「花を佛に手向けつつ悟りの道に入ろうよ」であった旨をお教えいただきました★。
これからもこの世界で素敵な出会いを繰り返して行きたい。同じだけ、自分の心の種を作品という花にして行けたらと改めて思いました。